2010年8月13日金曜日

余所者としての4年半

相変わらず陽射しは強いのですが、台風が少しは暑さをもっていったのか、木陰に入れば涼しさを感じることができるくらいにはなりました。お城の中も、人影はまばらで、普段のたたずまいを取り戻しています。「桜のトンネル」付近は気持ちのよい風が吹き抜けています。ベンチに腰掛けて、久しぶりに、静かな一時を過ごしました。



公園を散策した後、洋館が移築されている一画を通りました。今まで、ねぷたの写真ばかりでしたが、実は、弘前は、明治期の洋風建築も多く現存しているところでもあります。


旧弘前図書館です。









東奥義塾の旧外国人教師間です。暑かったので、1階の喫茶室でアイスコーヒーを飲んできました(笑)。







旧青森銀行です。









せっかくなので、帰る途中に、昇天協会も撮影してみました。夕方、遠くからの写真なので、あまりはっきり移りませんでしたが。






街を歩いてもお休みの店がほとんどで、先週のねぷたの他から大勢の人が来た賑わいとは打って変わった静けさです。みなさん、自分の家でお盆を過ごしているのだと思います。ということは、今、この街にいらっしゃるほとんどの方々にとって、弘前が「ホーム」ということになるのでしょう。

こちらに赴任して4年半になります。これくらいの時間があれば、例えば、ご近所づきあいとか、お子さんのPTAの付き合いとか、お稽古事や地域活動の付き合いとかで、地元との繋がりができるのが普通なのかもしれませんが、特にそういうこともなく、ぼんやりと毎日をすごしています。この前のねぷたでも、今回の洋館でも、このように写真を撮って喜んでいるのは、まだ、観光気分が抜けていないのかなあ、と思ったりもしています(笑)。こちらに来た最初の頃は、ある程度の間隔で帰省でき、東京近辺の研究関係のお知り合いや、実家付近の友人と集まる機会もあり、何となく、向こうとの結びつきがあったように思うのですが、最近はこちらでの雑用の関係でなかなか東京にも行くことができないので、こちらにも、あちらにも根を下ろしていないで、ひとりでふわふわしているなあ、という感覚を抱いています。これでいいのかしらん、という心配とともに、その気楽さ、というか、無責任さを楽しんでいるところもあるのですが。