2010年9月29日水曜日

観察実習に付き添う

私のいる学部では、「教職入門」という、これから教職課程を受けようとする学生さんの必修科目の中で、毎年、近くの学校にお邪魔して授業の様子を参観させていただいています。その引率で大学の近くの中学校に行きました。

苦手な早起き、苦手なスーツということなのですが、悲しいことに(笑)、最近、このシチュエーションが多くなってきたので、以前ほど、抵抗がなくなってしまっています。教育学部の教員というのは、通常の大学教員が行う講義や管理業務のほか、実習の業務というのも結構な仕事となっており、今年は、それに就職関係の雑用も入ったので、スーツはしょっちゅう着る破目になってしまったのでした。

それでも、例年のようにこういう仕事をしていると、それなりに慣れてきたのか、赴任した当初のような、大変だなあ、という気分が薄らいできたような感じもします。と、同時に、仕事に対する好奇心や気合も下がっているようでもあります。要するに、マンネリ化して感覚が鈍くなっている、ということのようです。

そんな調子で中学校に行き、学生さんとともに授業を見学しました。

日程表をみると、私の担当ではなかったのですが、とあるクラスで、今日の授業で扱われる教科書のセクションは、スティービー・ワンダーに関する文章のようです。私が担当するクラスで、最初に見学するコマは美術室での絵画の授業だったのですが、その横の音楽室の合唱の練習の課題曲は、コブクロ、ということで、さすがに、私が体験してから長いこと経って、中学校の授業というのも変わっているなあ、と、改めて感じました。

観察する学生さん達を監察する(笑)ために、私は廊下から彼ら、彼女らの様子を眺めていました。すると、合唱のとあるパートが近くの廊下で、 ♪ あのやさーしかぁったーばしょぉはいぃまーでもぉー、と練習していて、観察していた授業で、美術の先生がどのような説明をされていたのかはよくわからなかったのですが、廊下にいて、掲示されている絵やポスターを眺めると、これがとてもよい出来で、正直、驚いてしまいました。ちゃんとした先生なのだろうなあ、と、思いました。

次の時間は、理科室で、電流と電圧についての授業を見学しました。参観している学生さん達は、そろそろ、足腰の負担が厳しくなってきます。見学している時間というのが、小・中学校でいうところの2,3校時で、小学校ではその間に業間休みがありますが、中学校では休み時間は 10 分で、その間に教室移動がありますから、学生さん達はずっと立ちっぱなしということになります。もちろん、引率の私もそうなのですが(笑)。

例年そうなのですが、見ていると、もう年寄りの私よりも、学生さん達のほうが、立ちっぱなしには弱いようです。これは、別に私が強いということではなく、ずっと講義をしているので、立っていることに慣れているからなのでしょうけど。

この辺の学校を参観させていただくと、いつも思うのですが、本当に、子供たちが素直で、学校も平和です。私の中学校の頃からは考えられません。そういえば、先日、帰省していたときに、千葉に住んでいる卒業生の方々と食事をしたのですが、その中の、中学校に勤務している方に聞くと、やはり、今でも、ところによっては大変なようです。そう考えると、青森で育つというのも、よいことなのかなあ、と思わないでもありません。

午後は見学した授業に関して、学生さん達がグループに分かれて検討をする時間です。基本的には、学生さん達が自主的に討論するように、担当教員は口出ししないようになっているのですが、最後には総括的なコメントをしなければなりません。

とりあえず、気がついたことを言うのですが、相変わらず、これでいいのかなあ、という感じは拭えません。当然、教育について研究したわけでも、小・中学校での教育経験があるわけでもないので、言っていることが的外れではないか、いつも、気になってしまいます。たまに、数学を専攻したことがない方が見当違いに数学を語っていて、それでいいのかなあ、と、思ってしまったりすることがあるので、自分もそんなことをしているのではないかと心配になってしまいます。

検討が終わったら、受講者全員がホールに集まって、各グループの代表が、今回の監察実習で気づいたこと、グループで話し合ったことを総括して報告することになっているのですが・・・、

会場の3割程度の方々が爆睡

していました(笑)。

まあ、早起きして、2時間以上立ちっぱなしで、くたくたなのでしょうし、無理もないかなあ、という気もしないではないのですが(笑)。ただ、大半、ジャンケンやくじ引きで決まったであろう発表者の方が緊張して話をしているのと見比べると、この勝敗(?)の違いは大きかったなあ、と、おかしくなってしまいます。

講義のすべてが終了したとき、安堵とも喜びともいえぬ吐息が、会場のあちこちから洩れていました。学生さん達は、あー終わった、といいながら、それぞれ帰途についたようです。

しかし、私のほうは、来週から始まる講義の準備をしなければなりません(泣)。

ということで、もういいや、帰ろう、と思ったのが 19:00 過ぎで、これから買い物に行って夕食を作るのも面倒かな、と、思い、お店に食べに行ったら、そこでバイトをしている4年生の方に出くわしました。以前はよく会ったのですが、ここしばらく就職の都合からか休みにしていたのを再開したようです。この調子で私が自炊をサボると、これからまた、よく会うことになりそうです(笑)。