2011年1月31日月曜日

大域的には不親切

今日の「線形数学」で講義は終わりで、来週は試験です。先週の木曜日で、「群論入門」のほうも講義は終わったので、残った授業は、木曜日の「小学校専門数学」の1コマで、後は試験のみとなりました。

所属している講座で、代数担当の教員が私一人なもので、「線形数学」のほうは3年続けて、「群論入門」にいたっては5年間を担当したことになります。

ここに赴任するまで、いくつかの大学で非常勤講師をしていたのですが、同じ内容の講義を続けて担当するということがありませんでした。当初は、同じ講義を繰り返すと、話もこなれてくるし、内容もスリムになるので、時間がどんどん余るようになるのかと思っていましたが、どうやら違ったようです。

ある話題が時間内に収まると、さらに欲が出てきて、もう一ネタ組み込めないかなあ、と思ってしまい、また、当初、とりあえず準備した内容を話しきるのに必死だったのが、教室内のわからない気配を少しは察してしまうくらいに慣れてしまうと、どうしても、ここはもっと詳しく説明したほうがいいかなあ、たぶん、急げば時間内に終わるんじゃないかなあ、と思ってしまい、危険な賭けに出てしまいます。後から冷静になると、戸惑っている方は、もっと前の話題を確認しなければならない場合がほとんどで、ここで局所的に親切気を出し、数分間、詳しく説明したからといって、急にわかった、となるものでもないし、むしろ、後で時間が足りなくなり、急いで説明することになるなら、かえって不親切になってしまうのになあ、と、思ってしまうのですが(笑)。

結果、今年は、 どちらの講義も、終了直前で慌てる破目になり、何となく締まりがなく終わってしまった感じがあります。来年度以降、学部の入試やカリキュラムが変わる機会でもありますし、もう一度、講義を見直してみたほうがよいかな、と、考えています。

と、殊勝な反省をしてみても、すぐに忘れてしまうかもしれませんが・・・(笑)。