教員経験のある相談員の先生が就職の相談を受け付けてくださる「教職支援室」も昨年度にできたことですし、今年度、私は講座の就職支援委員でもないので、意外でした。先の4月に卒業した方々が採用試験の準備に入った一昨年は、就職支援の副委員長で教員採用試験担当、というドツボにはまっていてその学年相手にガイダンスもしていましたし、その学年の方々は割と頻繁に質問や相談に来ていてそれなりに様子もわかっていましたし、昨年度に初めて赴任された先生に早々に就職支援委員をお願いしなければならなくなったので、最初からこんなことを頼まれても大変だろうなあ、ということもあり、その手のこともやったのですが、今年度の4年生の学生さんは、私よりもむしろ就職支援の先生のほうが付き合いがあると思って油断していたので(笑)、どうしたのか、と、いぶかっていました。すると、えーと、「教職支援室」の先生にはその手の依頼がたくさんあるらしくて、あらかじめ予約していないと駄目、と言われてしまって、他に先生がいなくて、いや、えーと、ぜひニシザワセンセイに見ていただきたいと思いまして・・・、というので、ああ、そうか、いま、いる教員が私だけだったのか、と、苦笑して、でも、まあ、切羽詰ってもいるのかもしれないから、と、引き受けることにしました。そして、最初に引き受けると、ああ、ニシザワに頼めばいいんだ、とばれてしまうので、その後に2人ほど、その種の依頼を受けることになりました(笑)
頻繁に研究室に来ていた学生さんだと、理解させようとこちらが説明に悪戦苦闘している最中、センセイは私のいちばんできないところとつきあっているから私をダメなやつだと思っているかもしれませんけど私だってスポーツだったらなかなかだったんですよ、などと自慢話をしては、私の担当でない集合論や位相のレポート問題をすべて解説させたり(笑)、なんだか付き合いでこんなイベントに関わることになってしまって大変だったんですよ、などと、愚痴とも打ち明け話ともつかぬことを聞かされたりしているので、いざというときには、そういえば、この前、こんなこと言ってなかったっけ? それってここに書けるんじゃない?などといえるのですが、今回は、あまりそういう材料もないので、純粋に、文章の構成を変えたり、ここはもっと具体的な体験を書いたほうがいいんじゃない?などというような話だけをしています。
このような仕事も、何年か前まで就職支援委員会に絡んでしまった関係上、それが正解かはわからないなりにも、そのときのやり方みたいなものが身についてしまっていて、もし、何も知らなかったら、わからないので、といって断ったほうがよいことも、やっぱり何もしないよりはましなのかもしれないし、という気持ちになってしまいます。
この就職支援委員会のときもそうだったのですが、めぐり合わせが悪いのか、機を見るのに鈍なのか(笑)、何故か、大変なときにあたってしまって、その過程で望みもしないノウハウが身についてしまいがちです。当時、「教職支援室」もなく、例年、教員養成のプロジェクトで客員教授としてきていただいていた先生にアドバイスや講座での講話をお願いしていたのですが、私が採用試験対策を担当していた年度の途中、その先生が市の役職につくことになって退職しまい、その年度で終了のプロジェクトの後任の先生は来ないので、年度後半は、委員会の教員でやるしかなくなってしまい、ただでさえ、対策講座の日程調整や参加受付、班分けなどで大変な例年の仕事にまして、それまで全然馴染みのない集団討論や模擬授業の問題や解説を作るのに助言を貰うことができなくなってしまい、大変な思いをする毎日になってしまいました。その後、「教職支援室」ができたので、私の担当していた年度だけが手薄になってしまいました。特に、それで採用に影響はなかったので、本当によかったと思いますが。
同じ年度に、普段は、数学関係の学生が少ないので、数学講座の教員には大きな仕事が廻ってこないことが多い地域生活専攻の関係の委員会をやることになったら、なぜか入試委員をすることになってしまい、私が赴任してから数学のゼミに3人しか来たことがない(もちろん、ニシザワゼミには1人も配属になったことがない)ので様子が全然わからない地域生活専攻について、種種の取りまとめや、広報をしなければならず、さらにあいにくなことに、その年度の後に入試やカリキュラムの改革が控えていて、専攻を代表して意見を言ったり、専攻の意見を集約したりしなければならない、という年だったのでした。その都度、地域生活専攻の委員長の先生のところにかけこんで相談したり、しげしげと専攻全体の数十人の先生にメールを投げたり、(もしかすると委員が私でなかったら開催しなくてもすんだのかもしれない(笑))会議を開いたり、と、そちらでも一人相撲でばたばたしてしまいました。
さらには・・・(以下省略)
ということで、一昨年は、記憶にも記録にも残らない(笑)、ただ単に壮絶に疲弊するだけの雑用という闘いを大量に抱える、という年度を過ごすことになってしまいました。
そういうことに関わると、見聞や経験もできてしまうので、無意味に残ってしまったノウハウで、また、引き受けずもがな、なことを引き受けてしまう、という循環にはまってしまうわけです(笑)
昨日、新任の先生をお迎えする、学部の教員の懇親会があり、数学科の新任の先生とお話したら、実は、教員採用試験の願書の自己PR書を見て欲しいって言われたんですけど、そういうのってどういうふうに対応したらいいんでしょうか? と、聞かれてしまいました。 あれ、これはもしかして、ニシザワがああやって引き受けているんだから、どの先生でもやってくれるんだろう、と、勘違いされたかな、と、申し訳なく思いました。
私が、就職支援委員でもなく、小中高の教師の経験もないのにそういうことを引き受けるのは、澱のようにたまってしまった一昨年前までの悪夢のような雑用の残骸によるものなので(笑)、他の先生に無理を言って困らせないようにお願いします(笑)