2010年5月27日木曜日

話したり聞いたり

そんなわけで大館へ入試相談会で、12:30 に事務局前に集合です。とりあえず、車酔いしたときの用心に朝食を抜いて行くことにしたのですが、また、そんな日に限って寒いのですね。5月も末だというのに、気温が9℃しかありません(笑)。空腹で、眠くて、寒い、という、生物として最も不機嫌な状況で、スーツで、大荷物で、マイクロバスに乗る、という、ニシザワミチトモ的に最も不機嫌な状況です(笑)。さすがに、この時間革靴はきついかなあ、と思い、ワーキング・シューズにしたので、やや不恰好ですが、少しは楽になりました。

しかし、疲れ果てているのも悪いことばかりではなく、ほどなく爆睡してしまったので、恐れていた(?)車酔いはしなくてすみました(笑)。

到着してびっくりしたのですが、もの凄く大きくて、新しくて、きれいな学校です。弘前大学教育学部も、徐々に改築されて以前よりはましになりつつあるのですが、それでも、この高校を卒業してうちの学部に入ってきたら、大学って案外しょぼいなあ、と思われてしまうんじゃないか(笑)、と考えてしまったほどです。青森でもそうなのですが、あれだけ教員採用が厳しく、しかも、あれほど臨時任用の数が多い、という、人件費ばかり切り詰めているであろう中で、校舎だけはどこも素晴らしく綺麗なのは、いつも不思議に思います。まあ、それが、統廃合の結果なのでしょうが。

もともと商業高校だったのが改変されて、中高一貫を含む新しい高校となって、今年で6年目なのだそうです。昨日もちょっと書いたのですが、実は、昨年度の弘前大学への入学生が3名ほどしかいない高校のようなので、どうして相談会の依頼があったのかなあ、と、思っていたのですが、どうやら、次回が中高一貫の学年の最初の入試ということらしく、ここから、進学の状況が変わるかもしれない、ということなのだそうです。

今日の説明会は、医学部医学科を除いた各学部1名ずつの教員と事務が出向く形で、最初に大きな教室(高校としては珍しく、階段状の大教室がありました)で、事務の方が参加者全員に大学の概要を説明し、その後、学生さんが、自分の関心のある学部ごとに分散して、そちらで大学教員が説明する、というシステムでした。

教育学部の説明を聞くのを希望した学生さんは 20 名ほどでした。直前に学部の委員会から資料やプレゼンテーションファイルが手元に来ることになり、プロジェクタを使うことを当日までお知らせできなかったので、黒板を前にした平べったい教室に、急遽、スクリーンを用意していただくことになってしまい、集まった学生さんには見にくかったかと思います。気の毒なことをしました。また、前日まで話の構成を組み立てることしかできず、通しで2度ほどイメトレしただけなので、やはり、時間配分もよくなかったように思います。

実は、教育学部の学校教育教員養成課程、という、学校の先生になる方向けの課程は、次の入試からシステムが大幅に変更になります。それで、委員会からの資料もそれに関するものが大半で、いきおい、そのことについて細々と説明しすぎてしまったかなあ、という気がします。話を 60 分強で終わる予定だったのですが、実際は 80 分近くになってしまいました。高校生の皆さんにとっては、以前の状況がどうだったかは関心がなかったでしょうから、今度の入試の説明だけしっかりやって、もっと、大学での勉強や、生活についての話をしたほうがよかったのかもしれません。

これは青森や岩手でもそうなのですが、学生さん達はとても礼儀正しく、見知らぬ来訪者にもしっかりと挨拶をします。話を聞いているときも熱心です。ダイガクのセンセイ、というのも見慣れぬ存在であるらしく、間違っても、面と向かって、にっしー、とか呼んだりしません(笑)。こちらも、ついつい、もう少し親切に説明しようかな、と、思い、一言二言補足しようとするのですが、そうしてさらに説明をごちゃごちゃにしてしまい、最終的には帰って不明確になってしまったような気もします。

そのようなわけで、どれほどお役に立ったのかは不明ですが、それでも、説明会でもいくつか質問は出ましたし、終了後も質問に残ったりする学生さんもいたりして、予想より遥かに関心を持っていただけたように思います。

帰りは再びマイクロバスで爆睡していました(笑)。

今日の夕方は、今度は就職支援の関係で(泣)、就職情報会社の方が来て、ガイダンスを行う、という企画がありました。開始時刻が、17:40 で、それまでに到着できるか微妙な感じだったので、何十分か遅れるようなら、面倒だし、顔を出すのをやめよう、と思っていたのですが、大学に到着したのが、

17:35 (笑)

です。そうなってくると、やっぱり出なければいけないかなあ、ということになってしまい、本日は雑用だけの1日になってしまいました(まあ、それはいつものことですが(笑))。

今日のガイダンスは、「教員採用試験や公務員試験の受験と、企業就職のための活動を平行する人向け」のガイダンスでした。教育系の大学を卒業して情報会社に就職した、という、 28 歳の方が講師だったのですが、

話うまっっっっっっ

という感じで、まさに立て板に水、聞きにきていた学生さんの気持ちをすっかり掴んで、スケジュールの立て方や、心構えを説明しています。いかに向こうはプロであるとはいえ、15 歳近く年上の私が高校であんな感じではしょうがなかったかなあ、と、後ろめたく思いながら話を聞いていたのですが、さすがに、後半は、トウのたった私からみると、講師の方もうまさが透けはじめ、話の持っていきかたも見え始めたので、ちょっと安心したりもしました、っていうのは意地悪いのですが(笑)。
 
そういう意味では、今日の私の佇まいや雰囲気、っていうのは、高校生の皆さんにどのように写ったのかなあ、と、ちょっと考えてみたりもしました。

明日は、学生さんの質問の予約がひとつ、午後から大学院の学生さんとのセミナーの予定です。ようやく、数学の教員らしいことができます(笑)。数学を教えているとき、以前は、研究もしなきゃなあ、と、思っていたのですが、最近は、雑用しているよりずっと楽しいなあ、と、思うようになってきました。これは、間違いなく退化ですよね(笑)。