何日間か絵の話を書いていたのは、それだけ気持ちに余裕ができたからではなく、一生懸命現実逃避していたからなのでした。
今日は、教員採用2次試験対策講座の3回目です。明日、英語の先生に、英語で自己紹介しなかればならない学生さんを指導する講座をお願いしているのですが、私が直接お膳立てをするものは、これが最後になります。
ずっと続いてきたバタバタも、ようやく終わるか、という日なのですが、今日のタイムテーブルが、
9:30 - 11:00 会議
11:00 -11:30 会議
11:30 - 13:30 昼食をとりながら講座の準備
13:30 - 15:40 教授会
15:40 に教授会を途中で抜けて、予約しておいた他の棟の教室に向かって講座の準備(現在、教育学部棟が改築中なので)
15:45 - 19:00 2次講座
という感じで、これで終わりかあ、と、感慨に浸っている暇など微塵もありません。
ただ、今回の日程では、受講する学生さん 10 数名がすべて青森県の受験者ということだったので、試験科目がひとりひとり違うということもなく、ネットワーク問題を解かなくてもよかったので、2回目の準備よりは不安は少なくてすみました。さすがに事ここにいたっては、4年生の皆さんも急用が入るということもなかったようで、直前の欠席連絡もほとんどありませんでした。
とはいうものの、そうなると、模擬試験よろしく、想定問題、とまでいかなくても、いちおう練習が成立するような問題を作らなければならず、ここ数日、過去の問題を見ながら、苦闘するということが続いていたのです。
家に帰ったら、静かで美しい絵を見たくなる気持ちをお察しください(笑)。
ということで、疲労困憊して教授会に行きました。会議の会場は冷房が効く部屋で、一時期の猛暑は通りこしたもののまだ夏の気配が残っている時期ですので、涼しい中、相次ぐ議事の報告書類を右から左に受け流し(あれ?最近、ムーディー勝山を見ないですね(笑))ながらも、少し安らかな気分になっていました。すると、いきなり、とんでもない発表がありました。大学当局は、現在のこの大学は、研究状況、というか、外部資金の獲得状況が芳しくない、と考えているようで、大学教員へのとある評価について、研究業績だけで判断する、と、言い出したらしいのですね。その査定に関しては、教育や雑務は仕事をしたとは一切カウントしない、と。
そんなことなら、その前に、研究をさせてください。
このページでぼやいているように、4月から夏休みに入るまで、大学に行かなくて済んだ日は半月に満たず、大学に行った日、というのは研究をしているわけではなく、雑用に次ぐ雑用だったのです。夏休みに入っても、オープンキャンパス、就職支援講座、免許状更新講習、その他、もろもろの仕事があり、まとまって物事を考える時間はなかなか取れません。ようやく、数日間をゆっくり過ごせただけだったのです。このように研究から遠ざけておいて、念入りに研究者としてのキャリアを殺しておいて、いきなり、何を言い出すのか、と、思ってしまいます。
この、ボロボロになりそうな半年間を上つ方は無価値だっていうんですねえ、と、壮絶な虚脱感を抱えながら、また雑務に向かう、という、すっかりテンションの上がらない状況です。
それでも、受講者の方々も、自分の志望をかけた 最後の調整に必死です。形式的にでも、私は取りまとめ役なので、この期に及んでへたってしまうわけにもいきません。こんなにモチベーションの下がる話を聞いた後で、指導をお願いする形になってしまった先生方には申し訳ないなあ、と、思ってしまうのですが、それにも関わらず、いつもながら、先生方は本当に熱心に指導をしてくださっています。
現在いる学部のよいところは、先生方にお仕事をお願いしたときに、快くお引き受けいただけることです。日程が迫ったうえにちょっと大変そうな仕事で申し訳ないなあ、というようことを、おずおずとお願いしても、大抵のことは承知してくださって、それで、お互い様、という感じで、ホージンカだのなんだので膨れ上がった雑用を協力して片付けている感じがあります。ここに赴任する前、大学のセンセイというのは、自分の研究時間を確保するために雑用を押し付けあっている、というイメージがあったので、この風には、いつも感心させられます。そのおかげで、どうみても、今回のような仕事にむいていない私が、息も絶え絶えになりながらでも、何とか、形をつけることができたのですが。
雑用の総量を減らすこともうまくできない中で、研究だけしか評価しない、といっても、管理業務を逃げようとして、早晩、仕事の押し付け合いになってしまって、こういうわけにはいかなくなってしまうでしょう。それでいろいろなことが宙に浮いてしまったら、最終的には、困ることになるような気がしますが。
受講者のみなさんは、随分上達していました。最初の頃は、面接の練習をしたときには、一生懸命話をしているうちに話の着地点がわからなくなって戸惑ってしまうようなこともあったのですが、みなさん、場数を踏んで、明確な話し方で、理路整然と話すことができるようになっています。 しっかりとした先生になれるんじゃないかなあ、という、感じの方々が多かったように思います。厳しい倍率ですが、健闘をお祈りしています。
そして、とにかく、要領を得ないままでしたが、ここ、7,8ヶ月私を悩ませていた仕事が明日で終わりそうです。
明日からは、お盆に果たせなかった帰省を、3日間だけしてくる予定です。夕方、寝台列車で弘前を発つので、その間、たぶん、ブログの更新はありません。