今日は学位授与式でした。式自体は、市民会館で複数の学部合同で行われるのですが、そのあと、教育学部では、学部主催のちょっとした祝賀会があります。講座随一の不人気ゼミである私のゼミから久しぶりに卒業生を輩出することになった(笑)うえ、今年の卒業生の方々とはゼミ生以外の方とも付き合いが多かったこともあり、祝賀会に出席しました。毎年のことですが、ついこのあいだ入学したように思える方々がもう巣立ってゆくということに、今さらながら思い至り、四年間が過ぎる速さを感じます。
大学の教員になってから、何度か卒業生の方々を送り出しているのですが、近年、寂しいなあ、という気持ちをあまり感じなくなってきたようです。赴任して最初にゼミの学生さんをお預かりしたとき、その方々と一緒にいるのが楽しくてしょうがなくて、これで自分は「ゼミ生離れ」できるのかしらん? 彼女たち(女子2名だったので)が卒業したら気が抜けてしまうのでは? と、半ば本気で心配していて、もう時効だと思いますので(笑)恥ずかしながら自白すると、祝賀会が終わって研究室で一人になったときに、達成感(?)と寂しさが相まって、本気で号泣してしまったものですが(あの頃はそれなりに若かったので(笑))、結局、その 10 日ほど後、年度末の休みに千葉に帰省したときに、そちらに住むことになったゼミの卒業生の方と早速会い、その後も、あの号泣は何だったんだ(笑)、という感じで、今でも、何ヶ月かに一度くらいのペースで会っていたりして、すっかり、ゼミ生離れしないで済んでしまっています(笑) 私の場合、上京したり帰省したりしたときにそちらに住む卒業生の方々に会う、という機会もときどきあるので、これでもう会えない、と、思わなくてもすむようになってきたのだと思います。
ものすごい偶然なのですが、今年のゼミの卒業生の方が住むことになった場所は、私が子どものころにいたことがある町で、小さい頃の記憶なので定かではないのですが、その当時の居住地と 1km くらいしか離れていないところのようです。そういえば、以前の数学教育講座の卒業生(で、前述の千葉に住むことになったゼミの最初の卒業生の方の今の旦那さん(笑))が、一時期、私の卒業した中学に勤めることになったこともあったりして、どうやら、私はこういうヘンな巡り会わせを持っているようです(笑)。今日は、卒業する学生さん相手に、そこから勤務校に行くにはここからこのバスに乗ればいいんだよ、などと、およそ、卒業に際して指導教員が送るとは思えない話題に終始していました(笑)。そのようなわけで、今度の卒業生の方とも、これから、帰省した際に会える機会があるであろうことをほとんど疑っていません(笑)
もちろん、中には何年も会えない方々もいます。それでも、ときどき、当時のことを思い出したり、どうしているのかなあ、と考えたりすることもあります。そして、そうしているということは、その方々が、私の世界からいなくなってしまったわけではないのだ、と気づきました。また、もし、私自身が、卒業した方々に同じように思い出してもらえることがあって、機会があれば、ひさしぶりに会ってみてもいいかなあ、と思ってもらえる存在であるならば、わずかでも繋がっているといってもいいのでしょう。私にとって大切なのは、大学の中での教員と学生、という、形式的な枠が外れた後で、そのように通じあえるところがあるように学生さんと4年間をお付き合いできるか、ということなのだと思います。それは、今まで関わってきた卒業生の方々から教えていただいたことです。
ということで、卒業生の皆さん、これから会う機会を楽しみにしています。そのときまで、お元気で。