2012年8月5日日曜日

高田馬場

明日からの研究集会のために高田馬場にいます。実際は遠距離にいて何も手伝っていないのですが名前だけ主催者に加わっていて、ひょっとしたら何か準備があるかも、と、早めにこちらに着くように切符をとったのですが、前日には特に何もないことになって時間ができたので、この界隈を歩いて、学生時代に行ったことのある店で、お茶を飲んだり、食事をしたりしてみました。

東京に来たときに新宿や池袋にはよく行くのですが、2011 年の春の学会が震災で中止になってしまったこともあり、高田馬場に来るのは3年ぶりくらいということになってしまいました。しかも、前回は、ゼミの卒業生の方と一緒で、偉そうに先生ぶっているところを、早稲田のお知り合いの方に見られるのも恥ずかしいので、同行した卒業生の方をせきたてて速攻で副都心線に乗ってしまったので、ほんの一瞬しか西早稲田キャンパスにはいなかったのでした(笑) ゆっくり歩いてみると、やっぱり、いろいろ変わったなあ、と思います。そんななかに、自分が知っているときを思い出させるようなものがあると、ちょっとほっとしたりもします。

井伏鱒二が、早稲田界隈について、自分の青春がこの辺のどぶに落ちているような気がする、というような ことを書いていた記憶があります。通っていた場所の違いで、私にとっては、むしろ、高田馬場の路地が、そのような色彩を持った場所のようです。

何のかんのいっても 20 代のころより今のほうがずっと楽しく暮らしていて、あの頃はよかった、的な感慨はもったことがないので、青春、というものにそれほど愛惜はないつもりでいるのですが、それでも、その随想の風情がわかるような気もします。