短い夏休みが終わり、今日から講義が始まります。
後期の授業科目は、月曜の線型代数学と群論、あとは金曜の大学院の講義です。小学専門数学を担当しなくなったので、昨年までより少しコマが減ったことになります。さらに、今年度になって、大変喜ばしい変化が2つあります。ひとつは1コマ目の講義がないことです。今まで、最低1コマ、多い年は3コマ、朝一の講義があり、冬の寒い日は難儀していたのでした(笑) あとは、校舎の改修が終わり、昨年までのように、一旦外に出て教室に行かなくてよくなったことです。これは、雪も多い講義の期間では、結構重要なファクターです(笑)。 それどころか、始業のチャイムが鳴り始めてから研究室を出ても、なり終わるまでに着くのではないか、というほどの教室の近さです。にも関わらず、いつもの癖で、始業5分前くらいには研究室を出てしまい、休み時間真っ最中の学生さんの前で、手持ち無沙汰に始業を待って、チャイムが鳴り終わるやいなや講義を開始しました。
群論の講義は、赴任して以来毎年行っており、もう6回目なので、そろそろ流暢に落ち着くだろう、と期待していたのですが、慣れるとつい欲が出てしまうようです。二項演算や群について、厳密な定義を与える前に、それが大体こんなもので、それを考えるのはこういうわけなんだ、と、イメージがわくように説明しようとするのですが、うっかりすると未定義用語を口走って、結局、うやむやになってしまいます。これなら、ある程度、用語を定義しておいてから、それらを用いて簡潔に説明したほうがすっきりしたかなあ、と、反省しました。
講義をしていないのは3週間くらいのはずなのですが、それでも、ブランクがあると、話がスムーズにいかないようです。頭の中でぼんやりと感じていることを
うまく表す言葉を検索するのに時間がかかってしまいます。夜 3:00
過ぎに寝て、昼前に起きる生活に慣れきってしまって、2コマ目にも関わらず、まだ目が覚めていないのかもしれませんが(笑)。
90 分続けて 話したら、すっかり草臥れてしまいました。これは、久しぶりに講義をしたからで、断じてトシをとったからではありません(笑)。
夕方の線型代数は今年だけの特殊事情があります。というのは、従来、この講義は1年の後期に行っていたのですが、カリキュラムが変わり、今の1年生から、2年の前期に行うことになったのです。今年度は、旧カリキュラムの2年生以上の学生さんしか受講していません。ほとんどの方が、かつて一度受講して、ニシザワセンセイのハイスピードな講義に振り落とされている(笑)わけなので、もう一度同じように講義を聞かせてもなあ、と思い、今回は、演習中心にして、問題を解けたら研究室に持参してニシザワセンセイのチェックと口頭試問を受けていただく、ということにしました。
学生さんも 10 人前後ですし、それほど大変でもないか、と、思いきや、やはり、一人 一人を相手にダメ出しをしたり、ツッコミを入れたりするのは、思ったより、時間と体力と容量が必要なようです。うまく按配して、演習が形になるようにしていかなければなりません。今までと違った方法で楽しみでもありますが、覚束ないところでもあります。開始1回目にして、早くも不安になっていますが(笑)
ということで、後期1日目の講義が終わりました。