また3日ほどブログをお休みしていました。私にしては珍しく机に貼りついているだけで、しかもその合間に、ブログに書こうかと思えるような、小さな出来事すらなかった、という無味乾燥な状態だったのです(笑) 先月、雑用ばかりでばたばたしていて、ようやくそういう毎日のペースがつかめてきたかと思った矢先に寝込んでしまい、回復したら中間試験の直前で、2科目分のレポートの出題と添削、試験問題を作って試験をしたら採点、ということで、急いで準備をしなければならなかったのでした。
初等整数論の講義は月曜日に試験が終わって採点も済み、ここ数日は、一般教養の行列の講義の2回目のレポートの採点と、試験問題の作成をしていました。
レポートは連立1次方程式のはき出し法の計算問題です。試験直前に解法を講義することになってしまうので、練習問題を配布して各自でやってもらう年度が多いのですが、今年度は、少し日程的に窮屈になりますが不可能ではなさそうなのでレポートにして、希望者は提出するようにしたのでした。
私のサイドからいうと、それは、レポートを読んで添削することを意味します(笑) 答えだけ眺めて○×をつけるだけというわけにもいかず、40数人のはき出し法をチェックすることになりました。何通にひとつかは暗号解読が必要なレベルで(笑)、 いつの間にか、書いてある数式に位相同型でない変換が施されて、 "5" が "3" に、"8" が "9" になったりし、挙句の果てに、突如マイナスが消えていたりします(笑)
まあ、人のことを言えた義理ではなくて、レポート締め切りの前日にHPに載せる解説を作ろうとしたら、連立1次方程式の問題で誤植をして、1箇所、予定の式と符号を逆にしてしまい、解のひとつが 分母 79 の分数になってしまうのにようやく気づきました。 キーボードで打つと、手書きより速い反面、ミスタイプは多いですし、Tex で問題を作ると出来上がりが活字っぽくなるので間違いに気づきにくい(?)のです。言い訳ですが、今年度は、5月のばたばたしていたときに矢継ぎ早にレポートを出すことになってしまい、無意識のうちにかなり慌てていたようです。気をつけなければなりません。
レポートは時間無制限なので、まだよい(よくはありませんが(笑))のですが、試験は時間内に解かなければならないので、問題作成にはさらに気をつかいます。自分で解いて、数式処理でチェックした後、これでは時間内には難しいかなあ、と、作り直すこともあるのですが、それをやると、前の問題から書き換えるときに直し忘れるのではないか、と、さらに心配が増えてしまいます。例年、問題を作るのに、半日から1日かかってしまいます。
はるか昔、私が大学1年のときの一般教養の通年の線型代数で、学年末試験に実対称行列の対角化の問題を出す、という予告があり、みんな、準備して練習して試験に臨んだのですが、試験開始からしばらくすると、あちこちでざわめきが起きはじめました。どうしたのかと見ると、 その4×4行列が対角行列ではなかったのでした(笑) 講義を担当されていた先生は他大学から非常勤で来ていたので試験当日は大学に居ず、試験監督の助手や大学院生の方々は連絡に走り回り、最終的にはその問題はノーカウント、ということになったのですが、それまで数十分の時間が経ってしまい、おそらく、周りの様子に気づかずにその問題を計算し始めてしまった方もそこそこいたのではないかと思います。要領を得ないまま試験は終わってしまったのですが、その分は十分考慮していただけたらしく、普通に講義に出ていた友人達はみな単位をもらっていました(笑)
昔はそれくらい大らかだったのですが、今はそうもいかないからなあ、と、そのときのことを思い出して、気を引き締めているつもりなのですが、それでも、たまに誤植して、会場で慌てて訂正することがあります。
と、いろいろ心配している間に、43 歳である最後の1日が過ぎてゆきます(笑)