教育学部の改修工事のうち、私が今度入室する研究室の部分が終わり、荷物の運び込みが始まりました。当初は3月に引越して新年度を新しい場所で迎える予定だったのですが、震災の影響で改修が遅れ、結局、1年ほど、仮住まいの研究室にいたことになります。それでも、今年の夏は、狭い場所で西陽にあえいで過ごさなくてもよさそうですので、ほっとしています。
新しい研究室は、構造の関係で、既に移られていた数学教育講座の先生方の研究室よりも、1 m ほど幅が広いそうです。また、文京町のキャンパスの正門から続く道を見下ろすことができ、見晴らしもよいです。赴任して最初の研究室も、仮住まいしていた部屋も、建物に囲まれた中庭だったので、景色がよいのは嬉しい変化です。講義室に近いので授業の合間は騒がしいと思いますが、それを差し引いても、中々、いい部屋にあたったといえます。
今回改修を終えた数学講座の研究室は広いので、当初、ゼミ生の多い数学教育のお二人の先生にお入りいただこうか、という話もあったのですが、お一人は半年前に現在の場所に移る前に仮住まいを経験されており、さすがにさらに引越しするのは大変だということになりました。また、教科専門の先生方でも、あと数年でご定年や特任でお願いしている期間が終わる、という方もいらっしゃって、その間に頻繁に引越しするのも大変なので、結局、新しい場所には、この春からいらっしゃる新任の先生と、仮住まいをしたあとの私が移るということになったのでした。新任の先生は着任時に新しい研究室へ直接入られる予定だったのですが、前述のとおり、震災の影響で、結局、一月半ほど、仮住まいをすることになってしまいました。
荷物を運び込んでいる様子を、他の教科の先生が通りがかりにご覧になって、広いし、眺めもいいし、いい場所に当たりましたね、と、声をかけてくださったりすると、その気になって、ええ、おかげさまで、ラッキーでした、と、ニコニコしてしまい、昨年、灼熱の部屋で消耗しきった不運(笑)を取り戻して余りあるかなあ、と、思ったりしていたのですが、冷静になって考えると、私は、数学教育講座随一の不人気教員で、ここ数年、ゼミ生の数が常に限りなくゼロに近かったのでした(笑)。おそらく、これから、多くのときを、だだっ広い部屋の隅っこで、ひとり、ぼつねんと過ごすのだと思います。試験前以外は(笑)。
寒々しい冬の光景が頭に浮かんできます(笑)。